【投資日記2026.9.18】利上げでも米国株は底堅かった。反発を支えた3つの材料

投資日記・個別分析(応用向け)
※この記事は投資アドバイスではなく、私自身の判断と気持ちの記録です。正解を書くつもりはありません。後から読み返した時に「あの時こう考えてたんだな」と振り返るためのものです。

9月16日、FRBが3年2カ月ぶりの利上げを決定した。しかも想定以上にタカ派な内容で、当然株価は下落した。しかし翌17日、市場はあっさり切り返してきた。この間に何があったのか、この2日間の値動きを、忘れないうちに記録しておこうと思います。
① 何が起きたか(数字の記録)
まず結果を整理しよう。
指数 9/16(急落) 9/17(反発)
S&P500 ▲0.45% +1.14%(7,637.76)
ナスダック100 ほぼ横ばい +1.73%(29,446.98)
SOX半導体指数 +0.63% +3.14%(11,599.49)
自分のコア保有であるS&P500は、9/16に0.45%下げた後、9/17に1.14%戻している。利上げの発表があり、内容もタカ派だったにも関わらずマイナスはわずか1日のみで、2日間の流れで見ると、改めて強さを感じる値動きだった。
面白いのは、SOX半導体指数だけは9/16の下落局面でも+0.63%と、実はプラスで終えていたこと。金利上昇という逆風の中でも半導体だけは買われていて、翌日にはさらに+3.14%という大幅高をしていた。
② なぜ急落したか(9/16)
【✅確認済み事実】
FRBは政策金利を0.25%引き上げ、3.75~4.00%とした。2023年7月以来、3年2カ月ぶりの利上げで、投票は12対0の全会一致。

会見でウォーシュ議長は、想定より明確にタカ派な姿勢を示した。FOMC参加者18人のうち16人が「年内にあと1回の追加利上げ」を予想していて、株価が下落に転じたのは利上げ決定が発表された瞬間ではなく、この記者会見が始まってからだった。
【💡押さえたいポイント】
トランプ大統領は一貫してFRBに利下げを求めてきた。それでもFRBは全会一致で利上げに踏み切った。政権の圧力より「物価安定」を優先した形で、FRBの独立性を示す一幕だったと思う。トランプ×FRBの綱引きは、この後もしばらく相場のテーマになりそうだ。
③ なぜ翌日反発したか(9/17)
急落の理由がFRB(金融政策)だったのに対して、反発の理由は主に3つ、しかもどれもFRBとは別のところから効いてきた。
1. サウジのパイプライン復旧見通し → 原油安
9月10~11日、イラクの親イラン系民兵組織が、サウジの原油輸出を支える「東西パイプライン」を攻撃し、全区間が止まってしまった。ホルムズ海峡の航行リスクを避けるための代替ルートで、世界供給の約4%(1日400万バレル)を担う重要インフラだ。

攻撃直後は「復旧に3~6週間」との観測から原油が急騰していたが、9/17未明、サウジが「数日以内に輸送能力の半分を回復させる」との見通しを示したと報じられ、供給不安が後退。WTIは一時1バレル=100ドルを割り込み、10年債利回りも節目の5%を下回った。
2. ウォーシュ議長自身の「行き過ぎ」火消し発言
ウォーシュ議長は「連続的な利上げを示唆したわけではない」と説明。短期金融市場が織り込んでいた「今後12カ月で3回の追加利上げ」というペースは過剰だとの見方が広がり、前日の下げは行き過ぎだったという受け止めから、買い戻しが優勢になった。
3. エヌビディア フアンCEOの「販売倍増」発言
フアンCEOはスコットランドのAIサミットで、2027年の半導体販売数量が2026年の2倍になるとの見通しを表明。「AIに投資しようとする動きを、進出したほぼ全ての国で確認している」とも語った。この発言を受けてエヌビディア株は上昇し、ナスダック全体、特に半導体セクターを押し上げた。
【💡押さえたいポイント】
急落の理由(FRBの金融政策)と、反発の理由(原油安・火消し発言・AI需要)が、きれいに別の土俵の話だったのが興味深い。金利という一つの軸だけで相場を見ていたら、この反発は説明がつかなかったと思う。特に半導体は、金利より個別のAI需要の強さで動く場面があるんだなと改めて感じた。SOXが3指数の中で一番大きく戻した(+3.14%)のは、その象徴だろう。
④ 自分の見立て・学び
長期投資をするなら、一つのイベントや1日の値動きで判断してはいけない。頭では分かっていたつもりだけど、今回改めて実感した。

実際に利上げが発表されて、しかもタカ派サプライズだった。それでもすぐ切り返してくる。この米国市場の強さは、正直、想像以上だった。

BADニュースの後に、材料出尽くしという形で株価が上がることもある。今回はまさにその典型だったと思う。

1日で一喜一憂していたら、この2日間の流れは見誤っていたかもしれない。短期の上下に振り回されず、腰を据えて見ることが大事だと、改めて学んだ気がする。
Stay the Course.👊
繰り返しになりますが、この記事は投資アドバイスではなく、私自身の判断と気持ちの記録です。投資は自己責任でお願いします。特定の資産への投資を推奨するものではありません。

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