勇者は『S&P500 vs オルカン』を比較した⚔️ ― 2年間積み立てて出した結論

人生再設計(才能・休職・お金)

はじめに

NISAには人気の商品が2つある。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」― アメリカの代表的な500社に分散投資できる商品

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」― 日本を含む世界約50カ国の約3,000社の株に分散投資できる商品。通称「オルカン

投資を始めようとすると、よくこんな疑問にぶつかる。

「S&P500とオルカン、どっちを買えばいいの?」

YouTubeやSNSでもよく見かけるテーマだ。僕が投資を始めた頃は新NISAがスタートしたタイミングで、S&P500のパフォーマンスが圧倒的だった。正直オルカンはほとんど頭になく、迷わずS&P500を選んだ。

でも今は2年間積み立て続けて、この2択についての答えが出た。この記事ではその答えをそのまま書く。


こんな人に読んでほしい

・✅NISAに興味はあるけど、何を買えばいいかわからない人
・✅S&P500とオルカンで迷っていて、なかなか決められない人
・✅30〜40代で、これからNISAを始めようとしている人
・✅投資の難しい話は苦手で、シンプルに知りたい人


結論:ぶっちゃけどっちでもいい。でも迷うならオルカン。

正直に言う。S&P500とオルカン、どちらを選んでもいいと思っている。

どちらも「ほったらかしで積み立てるだけ」の投資信託だ。長期で持ち続ければ、どちらもお金が育つ可能性が高い。

💡 投資信託とは?
プロが代わりにたくさんの会社の株を買い集めてくれる「詰め合わせパック」のこと。自分で個別の株を選ばなくていいので初心者に向いている。

「どっちでもいいなら読まなくていいじゃん」と思った人、ちょっと待って。

それでも「自分はどっちを選ぶべきか」が気になる人のために、数字で比較して、僕自身の体験も交えて書いていく。最後まで読めばスッキリするはずだ。


まず比較表で全体像をつかもう

細かい説明の前に、まず全体像を表で確認しよう。

【S&P500とオルカンの比較表】

S&P500 オルカン
投資する国 アメリカのみ 世界47カ国
投資する会社数 約500社 約3,000社以上
過去10年リターン(年平均) 約13% 約10%
直近1年リターン(2025年時点) 約+18% 約+19.8%
アメリカ比率 100% 約60%
値動きの激しさ やや大きい やや小さい
eMAXIS Slim 信託報酬 0.08140% 0.05775%

※過去のリターンは将来の利益を保証するものではありません。信託報酬は2025年1月時点。

「数字を見てもよくわからない」という人のために、次のセクションで重要なポイントを一つずつ解説する。


比較表のポイントを一つずつ見てみよう

Point1:中身の6割は同じ。でも残り4割の違いが分散と値動きの差を生む

ここが一番の驚きポイントだ。

S&P500とオルカンは全く別物に見えるが、実は兄弟のような関係だ。オルカンは「全世界株式」といっても、その約60%はアメリカの株で構成されている。しかもApple・Microsoft・Nvidia・Amazonなどのビッグテック企業は、どちらの投資先にも上位で入っている。

残り40%の違いが分散と値動きの差を生む。オルカンは世界47カ国の約3,000社に広く分散されているので、値動きの幅がS&P500より小さい。どこか一つの国や会社が不調でも他の国や会社がカバーしてくれる。逆に言えば、どこの国や会社が伸びてもその恩恵を受けられる。

S&P500を買う=世界最強の経済への集中投資
オルカンを買う=世界丸ごと買う究極の分散投資

ただし注意点がある。オルカンの60%はアメリカ株なので、値動きはS&P500と似ている部分も多い。「オルカンなら完全に安全」とは言い切れない。


Point2:過去の実績はS&P500が上。ただし最近は逆転している

長期(過去10〜30年)で見ればS&P500の方がリターンが高かった。年平均で約13%に対してオルカンは約10%。この差は長期になるほど大きくなる。

ただし最近のデータは少し違う。2025年時点の直近1年間で見ると、S&P500(+18%)よりオルカン(+19.8%)の方がリターンが上回っている。

理由は、アメリカ以外の国の企業がAI関連で急成長しているからだ。

「S&P500の方が常にリターンが高い」は、実は今は必ずしも正しくない。


Point3:信託報酬はほぼ誤差。コストより「信じ抜けるかどうか」で選ぼう

eMAXIS Slimシリーズの信託報酬(2025年1月時点):

  • S&P500:年率0.08140%
  • オルカン:年率0.05775%

現在はオルカンの方がわずかに安い。ただしこの差、100万円投資して年間100〜200円程度だ。誤差と言っていいレベルだ。

実はこれには歴史がある。以前は「S&P500の方が安い」が常識だった。しかし2023年に競合商品がオルカンに超低コストな商品をぶつけてきたことで、eMAXIS Slimが対抗値下げをした結果、逆転が起きた。今後また変わる可能性もある。

💡 信託報酬ってなに?
投資信託を保有している間、毎年かかる管理費用のこと。例えば信託報酬が0.1%なら、100万円を持っているときに年間1,000円かかる計算だ。数字が小さいほどお得。

コストだけで選ぶより、「自分が長期で信じ抜けるインデックスはどっちか」を基準に選ぶ方がよっぽど大事だ。


それでも迷う人へ 選ぶ基準はこれだけでいい

「どっちでもいいって言われても、やっぱり決められない」という人のために、シンプルな基準を示す。

⚔️ アメリカの成長をとことん信じるなら → S&P500
Apple・Amazon・Googleのような会社がこれからも世界を引っ張ると思うなら。過去の実績の高さと巨大な資本力、経済力がある。

⚔️ 「アメリカだけ」が少し怖いなら → オルカン
どの国が伸びるかを予想するのはプロでも難しい。「わからんから全部買う」というスタイルは、将来的にアメリカが失速しても自動で中身が入れ替わるため、最も安心感がある。

⚔️ 本当にどっちか迷ったら → オルカン
オルカンはS&P500を約60%含んでいる。つまりオルカンを買えば、自動的にS&P500も約6割分買っていることになる。

迷ったらオルカン。これが僕の出した結論だ。


僕がS&P500を選んだ理由

ただ、僕自身はS&P500を選んだ。その理由をそのまま書く。

まずYouTubeで「NISAで1800万円フルでS&P500に投資したら将来〇〇万円になる!」という動画を見て、S&P500の存在を知った。

そこからS&P500を選んだ理由は3つだ。

📈 過去のリターンが高い

過去10〜30年のデータでは、S&P500の方がオルカンよりリターンが高かった。数字で見ると、S&P500の方が説得力があった。

🇺🇸 アメリカのビッグテックへの確信

Magnificent 7と呼ばれる巨大テック企業が集まるアメリカが、AIの時代の中心になると思った。圧倒的な技術力と資本力に加え、先進国で唯一人口が伸び続けている国でもある。

🛡️ 20年保有すれば元本割れリスクがほぼゼロ

過去のデータ上、S&P500を20年以上保有した場合、元本を下回ったケースはほぼない。これが投資を始める上での一番の安心材料になった。

インデックス投資ならこまめに株価を確認しなくていい。株価が下がる時期=安く買えると思えば怖くない。そう考えられたのも大きかった。

最近はトランプ大統領の発言や行動で株価が大きく動くこともある。正直、値動きが激しいと感じる場面もある。そういう意味でどの国が成長してもいいオルカンが人気なのは納得だ。でもアメリカを中心に世界は回っていると今も思っているので、S&P500を選んだことに後悔はない。


投資で一番大事なこと:商品選びより「続けること」

最後に、一番重要なことを書く。

S&P500かオルカンか、どちらを選ぶかより大事なことがある。それは「暴落しても売らずに持ち続けること」だ。

インデックス投資の父と呼ばれるボーグル氏はこんな言葉を残している。

「一旦買ったら市場から離れず、そのまま放っておきなさい」

株価が下がると怖くなって売りたくなる。でもそこで売ってしまうのが一番の失敗だ。


どちらもSBI証券・楽天証券で買える

S&P500もオルカンも、NISAの口座があればどちらも買える。まだ口座を持っていない人はこちらから開設できる。

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「NISAについて詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてほしい。 → NISAの始めるか悩んでいる方へ|投資初心者の38歳が、今すぐ始めるべき理由を数字で理解した話


まとめ

📝 この記事のまとめ

  • S&P500もオルカンも、どちらを選んでも大きな差はない
  • 迷ったらオルカン。アメリカを信じるならS&P500
  • 商品選びより「暴落しても売らずに続けること」が一番大事

どちらを選んでも、始めることが一番の正解だ。

この記事を読んでインデックス投資をもっと深く知りたくなった人にはこの本をおすすめしたい。→JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則


勇者が今日覚えたこと⚔️

「S&P500かオルカンか、正解を探していた。でも2年やってみてわかった。どっちでもよかった。大事なのは選ぶことより、始めること。そして暴落しても売らずに持ち続けること。それだけだった。」

勇者の1000時間の冒険はつづく⚔️

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