「老後が怖い」を数字で見てみたら、少しだけ前を向けた話【休職中38歳の場合】

お金の基本・生活防衛(初心者向け)

📌 こんな人に読んでほしい
  • 老後のお金が漠然と不安な人
  • 年金・退職金・NISAを合わせて考えたことがない人
  • 正社員を続けるべきか迷っている人
  • 「数字を見たら怖くなりそう」と思って避けてきた人

「老後のお金、大丈夫かな」

休職してから、その不安が頭から離れなくなった。

正社員を辞めたら年金はどうなるのか
退職金はいくら残るのか
このまま貯金だけで本当に大丈夫なのか

漠然と怖かった。
でも怖いまま考えても最悪の想像しか浮かんでこなかった。

だから感情ではなく「数字」で現実を見てみることにした。

そしたら意外と、少し前を向けた。

正社員を辞めたら老後はどうなるのか

正社員には目に見えない安心がある。

収入の安定。退職金。社会保険。
それらを手放したとき、老後に何が残るのか。

怖くて調べられなかった。
でも知らないまま怖がるより、一度ちゃんと数字を見た方がいいと思った。

自分の老後のお金は主に3つだ。

💡 老後のお金の3つの柱
① 年金(働き方で受け取れる金額が変わる)
② 企業DC・iDeCo(退職金・個人年金)
③ NISA(税金のかからない投資用口座)

この3つを実際に計算してみた。

① 年金は働き方でどれだけ変わるのか

ねんきん定期便の数字をAIに渡して、働き方別にシミュレーションしてもらった。

個人を特定する情報は入れず、数字だけを使った。

シミュレーションした働き方はこの3つ。

📋 シミュレーションした3パターン
・正社員を続ける(年収500万・賞与あり)
・フルタイムアルバイト(月収20万・社保あり)
・週4日アルバイト(月収15万・社保あり)

結果を見て、まず驚いたのはこれだ。

正社員とアルバイトで生まれる差
月約10万円
年間約114万円・65〜81歳の16年間で約1,824万円の差

これは正直、大きいと感じた。

でもここで終わらずに、次の計算をしてみた。

詳細シミュレーション
正社員を続ける
年約252万円(月約21万円)
65〜81歳合計:約4,032万円
フルタイムアルバイト
年約138万円(月約11.5万円)
65〜81歳合計:約2,208万円
週4日アルバイト
年約131万円(月約10.9万円)
65〜81歳合計:約2,096万円
⚠️ 注意
この数字はあくまで概算です。実際の受給額はねんきんネットで確認できます。
② 退職金(企業DC)は今辞めても約1,700万円残る可能性がある

企業DCとは、会社が用意している退職金制度のひとつだ。

通常の退職金と違うのは「自分で運用方法を選べる」点。

会社が毎月一定額を積み立ててくれて、それを自分でどの商品で運用するか決められる。

💡 会社に企業DCがない人へ
個人で始められる「iDeCo(個人型確定拠出年金)」という制度もある。
掛金が全額所得控除になるので、節税しながら老後資金を積み立てられる。

→ iDeCoについて詳しくはこちら

これはあくまで自分の場合だが
現在の残高400万円・毎月2万5,000円積立・利回り年5%で65歳まで運用すると——

今すぐ辞めた場合
約1,700万円
積立なし
現在の残高をそのまま運用
正社員を続けた場合
約3,200万円
積立継続
差額:約1,500万円

差額は約1,500万円。これも正直大きいと感じた。

でも同時に気づいたことがある。

✅ 一番の気づき
辞めたら大した金額にはならないと思っていた。

でも今すぐ辞めても約1,700万円は受け取れる可能性がある。
数字を見るまでは、漠然とそう思い込んでいた。それが一番の誤解だった。
③ NISAを月1万円積み立てると20年後どうなるか、数字で見てみた

年金と企業DCだけで計算していたとき、正直まだ不安が残っていた。

でもNISAを合わせて考えたとき、見え方が大きく変わった。

NISAとは国が用意した「投資の利益に税金がかからない制度」だ。

NISAで人気のS&P500を20年間積み立てた場合(年利7%想定)
まず一番シンプルな数字を見てほしい。

月1万円積み立てた場合のシミュレーション
元本240万円
→ 約522万円
差額:約282万円の可能性(年利7%・20年間想定)

「月1万円でいいの?」と思った。

積立金額別シミュレーション
月1万円(元本240万円)
約522万円
+約282万円の可能性
月2万円(元本480万円)
約1,044万円
+約564万円の可能性
月3万円(元本720万円)
約1,566万円
+約846万円の可能性
月5万円(元本1,200万円)
約2,610万円
+約1,410万円の可能性
⚠️ 注意
これはS&P500の過去データをもとにした統計的な推計値です。投資には元本割れのリスクがあります。将来の運用成果を保証するものではありません。

老後まで運用できる「今」だからこそ、この数字に意味がある。

年金+企業DC+NISAを合わせると、老後の生活はなんとかなりそうだという気がしてきた。

✅ 気持ちの変化
無理にお金のためだけに正社員を続ける必要はないんじゃないか。
そう思ったとき、少し前を向けた。
結論:お金だけで人生の正解を決めなくていい

3つの数字を計算して、一つ大事なことに気づいた。

人生の豊かさは、お金の豊かさだけじゃない。

時間の豊かさ。
心の豊かさ。
人間関係の豊かさ。

RPGで言えば、お金はパラメーターの一つでしかない。

⚔️ 今の自分のパラメーター(イメージ)
💰 お金(安定)高め
⏰ 時間の豊かさ低め
❤️ 心の余裕低め
👥 人間関係低め

お金をたくさん持っていても、HPが0なら冒険は続けられない。

今の会社の環境では、家と職場の往復で精一杯。
自分を成長させる時間も余裕もない。

好きだと感じられない仕事を、お金のためだけに我慢して続ける。
60歳までそれが続くと想像したとき、正直絶望だった。

正社員を続けることで得られるお金の安心と、失われていく時間・心・人間関係の豊かさ。

どちらを選ぶかは数字だけでは決められない。

💡 でも大事なのはこれ
数字を知ってから選ぶのと、数字を知らないまま怖がるのは全然違うと思った。

「老後が怖い」は数字を見ていなかっただけかもしれない。
数字にしたら、少し前を向けた。
同じように悩んでいる人へ

完璧な将来設計を立てる必要はない。

ただ、自分の数字を一度見てみてほしい。

やり方はシンプルだ。

📬 ねんきん定期便を探す
🤖 数字だけをAIに渡す
💬「働き方別に年金をシミュレーションして」と伝えるだけ

難しい知識は要らない。個人情報を入れる必要もない。数字だけ渡せばいい。

数字が見えるだけで、漠然とした恐怖が「実在の姿」に変わる。

形のあるものは、想像よりずっと対処できるものだ。

✅ 最後に
「老後が怖い」まま動けないより、一度数字にしてみてほしい。
それだけで、少し前を向けると思う。
今日からできること3ステップ

難しいことは何もない。
今日この記事を読み終わったら、この3つだけやってほしい。

1

ねんきん定期便を探す

毎年誕生月に届いている封筒だ。捨てていても大丈夫。「ねんきんネット」に登録すればいつでもオンラインで確認できる。

2

数字だけをAIに渡して働き方別にシミュレーションしてもらう

「今後の働き方別に年金受給額を比較してほしい」と伝えるだけでいい。難しい知識も個人情報も不要だ。

3

年金・退職金・NISAを合わせて考える

年金だけで考えると不安になりやすい。でも3つを合わせて見ると、見え方が大きく変わる。

NISAをまだ始めていない人は月1万円からでも始めてみてほしい。時間を味方につけるほど有利になる。

企業DCがない人はiDeCoも検討してみてほしい。掛金が全額所得控除になるので節税しながら老後資金を積み立てられる。

📌 今日覚えたこと
  • 老後のお金は年金・退職金・NISAの3つで考える
  • 正社員とアルバイトで年金は月約10万円の差が生まれる
  • 今すぐ辞めても企業DCは約1,700万円残る可能性がある
  • NISAを月1万円・20年積み立てると約282万円増える可能性がある
  • お金はパラメーターの一つでしかない
  • 数字を知ってから選ぶのと、知らないまま怖がるのは全然違う
  • 「老後が怖い」は数字を見ていなかっただけかもしれない

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※本記事はあくまで概算であり、投資には元本割れのリスクがあります。大きな判断をする前には専門家への相談をおすすめします。記事内のシミュレーションは将来の運用成果を保証するものではありません。

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